パレモnews|6月は売上高92.1%も、既存店は1.1%増・客数6.5%増
(株)パレモ(愛知県稲沢市、吉田馨社長)の2017年6月20日締めの6月度の販売動向が発表された。パレモはレディスアパレル、バラエティ雑貨、バッグの専門店チェーン。
6月の売上高は92.1%、客数95.5%、客単価96.5%と厳しい内容だ。ただし既存店は悪くない。売上高は101.0%、客数106.5%、客単価94.9%。客単価の落ち込みを客数でカバーした。6月の出店はなく、退店が6店。その結果、6月20日現在で482店の展開となる。
アパレル事業は、気温が低かったためにカットソー、パンツの動きが鈍かった。ただし布帛トップス、スカートを中心としたトレンド商品が好調に推移した。雑貨事業は、5月に引き続き300円均一をはじめとする生活雑貨関連と、ナチュラルライフを提案するショップ「ハレノヒ」が堅調だった。
ただし、パレモの第1四半期(3月~5月)は、売上高も91.4%、客数93.2%、客単価98.1%と低迷している。アパレル全体が売れない中、パレモも厳しい数値で推移している。
パレモは、本社が愛知県稲沢市であることからもわかるように、もとは(株)ユニーグループ・ホールディングスの衣料品子会社だ。2011年にのユニー時代、鈴丹とパレモが合併。パレモが存続会社となり、鈴丹の名は消えた。しかしユニーHDは、(株)ファミリーマートとの統合を控え、不採算事業を整理した。その際の事業会社のひとつがパレモで、投資会社のフェニックス・キャピタルグループに売却された。ユニー子会社時代のパレモの2016年2月期は、売上高が273億円、最終損益は3億円と、3期連続の赤字を計上していた。
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