アークスnews|第1四半期は0.2%増収も人件費等増加で経常利益▲3.7%
(株)アークス(札幌市、横山清社長)は、2018年2月期の第1四半期(2017年3月1日~5月31日)決算を発表した。
売上高1276億0700万円(前年同期比0.7%増)、営業利益32億円(▲5.9%)、経常利益35億6700万円(▲3.7%)、純利益22億8900万円(▲14.6%)。
新店と店舗改装を通じた既存店舗の活性化効果により、売上高は増収を確保したが、人件費を中心とした経費が増加したことなどで、営業利益はマイナスとなった。
対売上高比営業利益率は2.5%、経常利益率は2.8%だった。
「全員参加経営システム統合を軸に 地域創成の中心核となりWINの6乗を推進する」を年頭方針として掲げ、地域シェアの拡大と企業価値の向上に努めた。
最重要課題であるシステム統合基盤構築プロジェクトは、業務改革と組織改革を断行するために、「トランスフォーメーション計画」と銘打ち、商流改革と物流改革、後方業務の集約などの検討を進めている。
アークス商品調達プロジェクトでは、グループ統一で取り組む商品カテゴリーの拡大を図った。店舗運営情報共有会ではグループ各社の店舗運営面の好事例の水平展開を行うなど、グループシナジーを追求した。
グループ共通の人事基盤である新人事制度の構築や、グループ共通の経営管理指標の導入などにも着手した。
営業面では、(株)ラルズをはじめとする北海道内の事業会社が、公益財団法人北海道青少年育成協会が提唱する「道民家庭の日」に協賛する取り組みを2017年4月より順次開始している。
消費者の節約志向への対応として、各地域の状況を勘案しながら、商品の価格や販促企画の見直しなどを実施した。
グループ共通のポイントカード「アークスRARAカード」は、(株)ベルジョイスが運営する「ビッグハウス」への導入もあり、総会員数は282万人となった。
新規出店は、2017年4月に「ダ*マルシェ沼田店」(運営会社(株)道北アークス)を開店した。
また、(株)ラルズが2017年3月に「スーパーチェーンシガ手宮店」を「ラルズマート」へ業態変更した。また「スーパーロッキー江釣子店」(運営会社(株)ベルジョイス)、「東光ストア平和店」(運営会社(株)東光ストア)の改装を実施した。一方で、2店舗を閉鎖。その結果、5月末のグループ総店舗数は337店舗となった。
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