アインnews|’18年第1四半期は売上高14%/経常利益74%の大幅増収増益

薬局事業と小売事業を核に展開している㈱アインホールディングス(札幌市、大谷喜一社長)は、2018年4月期第1四半期の決算を発表した。

第1四半期連結累計期間(2017年5月1日~7月31日)までの業績は、売上高660億9500万円(前年同期比14.3%増)、営業利益39億6300万円(73.7%増)、経常利益41億3500万円(74.0%増)、親会社株主に帰属する純利益は21億2000万円(54.6%増)となり、大幅増収増益だった。

営業利益率は6.0%、経常利益率は6.3%と、これも高い水準を堅持した。

期間中は、調剤薬局の新規出店とM&Aによる事業拡大をはじめ、都市型ドラッグストア「アインズ&トルペ」事業を推進し、グループの事業規模および収益拡大に努めた。

セグメント別業績は以下の通り。

〈医薬事業〉
調剤薬局事業の売上高は589億2900万円(14.6%増)、セグメント利益48億2100万円(40.3%増)で増収増益だった。既存店売上高は、処方箋1枚当たりの売上高の上昇によって、増収傾向で推移した。

在宅対応を中心とした地域医療との連携、おくすり手帳等を活用した薬剤に関する情報の一元的・継続的管理の強化、およびジェネリック医薬品の使用を促進した。

2017年4月に入社した新卒薬剤師は、資質を向上させるため教育研修を強化している。

営業開発においては、調剤薬局の新規出店およびM&Aを活用し、事業規模の拡大を推進している。

期間中にM&Aを含め、グループ全体で合計11店舗を出店し、23店舗を閉鎖した。結果、期間末のグループの薬局総数は1054店舗となった。

〈物販事業〉
都市型ドラッグ&コスメティックスストア「アインズ&トルペ」事業の売上高58億2700万円(11.1%増)、セグメント利益3700万円(前年同期は1億9400万円の損失)となった。

既存店の改装、および関連商品を中心とするMDの強化に努めた。PBの「リップス&ヒップス」「ココデシカ」など積極的な展開によって粗利益率が向上した。さらに業務効率化を推進した。期間中の出・退店はなく、期間末の「アインズ&トルペ」店舗総数は52店舗となった。

〈その他事業〉
売上高13億3800万円(18.0%増)、セグメント損失は2億3800万円(前年同期は4億1900万円の損失)となった。

通期の業績は、売上高2675億円(前期比7.8%増)、営業利益166億円(14.0%増)、経常利益170億円(12.7%増)、純利益89億円(12.0%増)を見込んでいる。

検索ワード:アインホールディングス 第1四半期 決

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