エコスnews|2017上期は営業収益587億円も販管費増で経常利益7%減
(株)エコス(東京都昭島市、平邦雄社長)の、2018年2月期第2四半期までの連結業績は、営業収益587億1400万円(前年同期比1.5%増)、営業利益15億5700万円(9.4%減)、経常利益16億5000万円(7.1%減)、純利益9億8400万円(1.8%減)と増収減益。
競合他社との顧客争奪戦にかけたチラシコストの増加や消費者の節約志向による単価下落はあったが、営業総利益は前期に比べ5000万円増加(0.3%増)した。しかし販売費と一般管理費もまた2億1200万円増加(1.6%増)したため減益となった。
営業収益対比の営業利益率は2.7%、経常利益率は2.8%で、前期よりそれぞれ0.4ポイント改善した。
地域の実勢価格を見極め、集客につながる商品を割安感のある価格で投入した。働く女性や中高年層の顧客、省エネ志向の消費者に応える簡便商品や惣菜の強化などに努めた。また、買物しやすい品揃えや店舗レイアウトへの変更など、グループ全体で7店舗の改装を実施した。
地域市場や漁港などを活用し、品質と価格の両面で競争力の高い生鮮食品を提供した。惣菜ではグループ食品工場で企画・製造した独自商品を拡大し、売場の活性化を図った。日配・グロサリー商品はエブリディロープライス商品を投入した。
2016年6月には栃木県宇都宮市に物流センターを新規に開設し、物流効率の向上を図り、また店舗における作業効率の改善に取り組んだ。
期間中は「TAIRAYAエスカード牛久店」1店を出店。8月末のグループ店舗数は113店舗。
通期の業績は、営業収益1150億円(0.2%増)、営業利益35億3000万円(前期比3.4%増)、経常利益36億円(2.0%増)、純利益16億円(3.0%増)を見込んでいる。
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