アークスnews|第2Q売上高2587億円0.3%増/販管費増加で経常3.7%減

(株)アークス(札幌市、横山清社長)の、2018年2月期第2四半期累計の業績。
売上高は2587億2800万円(前年同期比0.3%増)、営業利益は69億9900万円(4.8%減)、経常利益は77億4700万円(3.7%減)、純利益は50億4800万円(13.8%減)だった。

新店効果と店舗改装を通じた既存店舗の活性化効果により、売上高は増収を確保したが、人件費を中心とした販管費が増加したことなどで、営業利益はマイナスとなった。

売上高対比営業利益率は2.7%、経常利益率は3.0%。

今期は「全員参加経営システム統合を軸に 地域創成の中心核となりWINの6乗を推進する」を掲げる。地域シェアの拡大と企業価値向上、そしてグループのシナジーの追求を目指す施策が進められている。
その中で、最重要課題としているのが「システム統合基盤構築プロジェクト」だ。来年稼働にむけてシステムプラットフォーム構築が進んでいる。

また、業務改革と組織改革を断行するための「トランスフォーメーション計画」では、具体的な商流改革と物流改革、後方業務の集約などを検討している。「アークス商品調達プロジェクト」ではグループ統一での棚割り、「店舗運営情報共有会」では商品ロスの削減による粗利益率向上に向けた情報の共有化など、さまざなを活動を行っている。

営業面では、公益財団法人北海道青少年育成協会が提唱する「道民家庭の日」協賛企画の拡充と価格政策などを継続した。それらの結果、既存店客数は前年並みの水準を維持し、売上高、客単価は前年同期を上回った。消費者の節約志向への対応として、各地域の状況を勘案しながら、商品の価格や販促企画の見直しなどを実施した。

グループ共通のポイントカード「アークスRARAカード」は、(株)ベルジョイスが運営する「ビッグハウス」への導入が完了したこともあり、総会員数は14万人増の285万人となった。

新規出店は、2017年4月に「ダ*マルシェ沼田店」(運営会社(株)道北アークス)を、7月に「ユニバース十和田店」(運営会社(株)ユニバース)を行った。また、(株)ラルズが2017年3月に「スーパーチェーンシガ手宮店」を、7月に「スーパーチェーンシガ花川店」「スーパーチェーンシガ伏見店」を、「ラルズマート」へ業態変更した。また「フクハラ愛国店」(運営会社(株)福原)、「ビッグハウス アドマーニ」(運営会社(株)道南ラルズ)等11店舗で改装を実施した。一方で、3店舗を閉鎖。その結果、9月末のグループ総店舗数は337店舗となった。

通期の業績は、売上高5200億円(前期比1.4%増)、営業利益151億円(1.7%増)、経常利益168億円(2.0%増)、純利益100億円(4.7%減)を見込んでいる。

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