神戸物産news|10月決算売上高2515億円の増収増益/業務スーパー6.6%増

業務スーパーを展開する(株)神戸物産(兵庫県加古郡、沼田博和社長)の2017年10月期決算が発表された。

売上高は2515億0300万円(前年同期比5.1%増)、営業利益は146億0600万円(23.4%増)、経常利益は157億7800万円(80.8%増)、当期純利益は83億4600万円(83.0%増)と増収・大幅増益だった。売上高営業利益率は5.8%、同経常利益率は6.3%。

主力の業務スーパー事業は売上高2170億4000万円で前年から6.6%伸長した。45店舗の出店、12店舗の退店の結果、純増33店舗で総店舗数は780店の体制。新規出店の内訳は、直轄エリア32店舗、地方エリア13店舗。

九州地方を直轄エリアと定めて積極的な出店を進めた。また既存店舗の活性化、顧客ニーズに対応したPB商品の開発、自社輸入商品の強化といった販売施策をとった。

主力以外の3事業は、減収だった。
第1に、外食の「神戸クック事業」では、不採算店の閉店を進めたこともあり、売上高12億4700万円と1.7%の減収だった。大型バイキングチェーンとして全国展開する「神戸クック・ワールドビュッフェ」16店舗、日常の食卓の代行をコンセプトとして中食と食品物販を行う「Green’s K」9店舗、「ビュッフェ」と「セルフクック」を融合させた「Green’s K 鉄板ビュッフェ」2店舗の計27店舗を運営している。

第2の「クックイノベンチャー事業」では、全国に約700店舗の外食事業を展開する(株)ジー・コミュニケーショングループを連結子会社として展開しているが、売上高324億2700万円で3.2%の減収。消費者の居酒屋離れがマイナス要因と考えられる。

第3に「エコ再生エネルギー事業」があるが、その売上高は5億2900万円(27.7%減)。

今2018年10月期の連結業績は売上高2650億円、営業利益150億円、経常利益148億円、親会社株主に帰属する当期純利益96億円を見込む。

検索ワード:神戸物産 2017年10月期 業務スーパー

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