H2Onews|11月は阪急阪神百貨店106.9%/阪急オアシス・イズミヤ苦戦
百貨店の11月の好調な売上げ状況が続々と発表されている。エイチ・ツー・オー リテイリング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)も11月の売上げ概況を発表した。
11月の連結合計は前年同月比105.1%、そのうち(株)阪急阪神百貨店事業は106.9%と高い伸びを示した。旗艦店の阪急本店は売上高12.6%増と、引き続き二ケタの伸びを示している。その内訳は阪急うめだ本店が11.9%増、阪急メンズ大阪が17.5%%増。阪急メンズ大阪は10月が微減だったが大きく盛り返している。阪神梅田本店は0.6%に留まった。
12店舗ある支店の売上高は0.5%増と前月のマイナスから復調している。12店舗中9店舗が前年を上回った。とくに、博多阪急が12.2%増と好調を維持している。
商品別に見ても、雑貨が23.3%増と高い伸びを示し、紳士・婦人衣料品、身の回り品も7%を超える伸長を見せた。
これに対して、スーパーマーケット事業の2社は厳しい。
(株)阪急オアシスの11月は全店で99.9%と横ばいながら、既存店は98.2%と前年を1.8ポイント下回っている。
イズミヤ(株)は全店で89.7%、既存店も98.2%とさらに厳しい状況が続いている。
2017年は百貨店が好転した1年と言えそうだ。
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