三越伊勢丹news|第3Q 基幹店牽引し売上高9517億円2.3%増/13%増益

(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、杉江俊彦社長)が2018年3月期の第3四半期の決算を発表した。

売上高9517億0400万円(前年同期比2.3%増)、営業利益222億0900万円(13.1%増)、経常利益245億0800万円(13.5%増)、四半期純利益は特別損失125億3800万円を計上したことで、85億6200万円の56.3%減となった。この特損は早期退職制度の見直しに伴って約43億円を計上したためだ。

営業利益率は2.3%、経常利益率は2.6%。

セグメント別の業績は次の通りである。

主力の百貨店事業は、売上高8571億5600万円(0.4%増)、営業利益138億2700万円(56.3%増)。
伊勢丹新宿本店、三越日本橋店および三越銀座店の基幹3店は、宣伝費、研究費をはじめとするコストコントロールに注力した。また、中期的リモデルを含めた今後の利益最大化に向けた計画策定を進めている。

また支店、地域百貨店、海外店、および中小型店については、見直しと構造改革を進めている。11月には三越恵比寿店1階を改装したが、収益力の見込めない伊勢丹松戸店は2018年3月に営業を終了する。編集型小型店「エムアイプラザ」も新規出店を凍結し、不採算店舗の整理を行う。ラグジュアリーコスメの編集ショップ「イセタンミラー」は一定の収益性が見込めるため、スクラップ&ビルドをしながら店舗拡大を目指す。

クレジット・金融・友の会事業は、売上高295億7100万円(3.3%増)、営業利益41億5700万円(12.4%減)となった。

問題は、小売・専門店事業だ。売上高は43億23800万円(1.4%増)、営業損失は2億1100万円で、前年同四半期の営業損失7億1300万円からは改善したものの、厳しい。スーパーマーケットの(株)三越伊勢丹フードサービスは、今後、(株)丸の内キャピタルとの資本業務提携を通じた早期の再建実現を目指す。

不動産業は、売上高328億4700万円(7.0%増)、営業利益49億3900万円(4.8%増)。

検索ワード:三越 伊勢丹 三越伊勢丹フードサービス 丸の内キャピタル イセタンミラー エムアイプラザ

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