三越伊勢丹news|2月国内百貨店売上高764億円0.9%減/基幹3店堅調

(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、杉江俊彦社長)の2018年2月の売上高速報。

2月の国内百貨店売上高は763億6833万円と、前年同期比で0.9%減だった。2017年4月~2018年2月の累計売上高は9588億8424万円で、前年同期より0.8%減。国内高額消費とインバウンド消費で好調と言われる百貨店だが、その恩恵は都心百貨店だけで、基幹3店の好調に比べて、伊勢丹の各支店は減収が続いている。

伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店の基幹3店は、2月の売上げ合計が377億8017円(0.3%増)で微増だった。そのうち伊勢丹新宿本店は、店頭売上高102.1%とまあまあプラスである。基幹3店の2月までの11カ月累計は4708億3877万円(1.1%増)と、前年を上回って推移している。

一方、基幹3店を除く立川店、松戸店、浦和店、相模原店、府中店の伊勢丹支店の2月の合計は93億4389万円(7.5%減)と厳しい数値である。11カ月累計の売上高も1185億7846万円で、前年より9.8ポイント下がっている。三越伊勢丹では2017年の千葉店、多摩センター店に続いて、2018年3月21日には松戸店を閉鎖する。

国内グループ百貨店10社の売上合計2月が292億4427万円で前年並み、累計でも3694億6700万円(0.1%増)と底堅さを見せている。ただし、この国内グループもインバウンド消費の恩恵を受けている札幌丸井三越、岩田屋三越、静岡伊勢丹が牽引しているだけで、その恩恵を受けられないエリアは極めて厳しい。

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