ローソンnews|中国のコンビニ企業を買収/12/1四川省に8店舗を出店

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(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)の連結子会社である重慶羅森便利店有限公司は、中国の物流会社大手である百世(ひゃくせ)集団有限公司(中国四川省成都市)傘下の四川哦哦(しせんうぉうぉ)超市連鎖管理有限公司の株式の100%持分を引き受けた。

四川哦哦は2005年に設立された小売企業で、2017年に百世集団の傘下に入った。2021年10月末時点で成都市に255店舗のコンビニエンスストアを運営している。

この譲渡をきっかけにして、四川哦哦が運営するコンビニエンスストアを順次、「ローソン」に転換する。12月1日(水)に7店舗を「ローソン」に転換し、1店舗を新規出店することにより、合計8店舗のローソンが四川省成都市にオープンする。四川省成都市で転換・出店する店舗は、ローソンの関係会社である成都羅森便利店管理有限公司(2021年11月19日設立)が管理・運営する。

四川省の省都である成都市は人口約2000万人を抱え、中国西南部最大規模の商工業都市だ。西南部地域の中でも成都市は経済発展が進んでいて、特に若年層を中心にコンビニエンスストアへの需要が高まることが期待されている。

ローソンは上海市政府から招聘を受け、1996年に現地子会社「上海ローソン」を設立し、中国初の日系コンビニとして中国に進出した。上海でのノウハウを活かし、2010年以降は現地子会社を設立し、2010年に重慶市、2011年に大連市、2013年に北京市に出店。2014年からは、各都市で地場小売企業とのメガフランチャイズ契約を推進し、出店エリアと店舗数の拡大を加速させてきた。また、パートナー企業が本部機能を持ち、指定エリアにおける運営開発全般を担うエリアライセンス契約を推進している。中国本土における日系コンビニの中で、ロ―ソンは最大の店舗数をもつ。

ローソンは今後も中国において、エリアライセンス契約や各地でのメガフランチャイズによる出店を強化し、2022年度に6000店舗、2025年度には1万店舗への拡大を目指す。

なおローソンは2021年10月末時点で、中国で合計4192店を展開している。

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