OICグループnews|スマート農業事業「アグリマインド」がグループ入り
(株)OICグループ(神奈川県川崎市、高木勇輔社長)は2月21日(金)、トマト生産の専門家で、最先端スマート農業を展開する(有)アグリマインド(山梨県北杜市、藤巻公史社長)と株式譲渡契約を行い、グループ傘下とした。
アグリマインドは、セミクローズド温室やIoTのシステム・データ活用を通じて、青果物市場への供給をしてきた。両社は今回の取り組みを通じて、「食のサプライチェーンの持続可能なモデル」の実現を目指す。
アグリマインドの高度な農業生産技術と、OICグループが展開する多様な食事業を組み合わせることで、トマト以外の青果物への応用や、グループ内での「6次産業化」を通じてアジアを始めとした世界展開を図る。
アグリマインドは2006年に創業し、2014年から山梨県北杜市でトマトのハウス栽培を行っている。IoTを活用した「セミクローズド温室」を活用し、安定的に作物を供給できる点が特長。セミクローズド温室とは、半閉鎖型で窓が少ない温室で、システムを使って換気や二酸化炭素濃度などを制御し、蓄積したデータを基に生産を管理する施設。
この仕組みを採用することで、天候に左右されずに、作付面積当たりの生産量を安定化させることができ、廃棄も大きく減らせる。また、システム化により8時間労働・土日休みの働き方が可能となり、継続的にビジネスを展開している。