ヤマダ電機news|ヤマダ電機がオリジナルタブレット端末発売
ヤマダ電機が、創業40周年を記念し、
オリジナルタブレット端末『Every Pad』を
レノボ・ジャパン(株)と共同で開発。
明日12日から、同社グループ全店で販売する。
情報端末のオリジナル商品化はヤマダにとって初めて。
『Every Pad』は7インチサイズで価格は2万1800円(税込)。
米アップルの「iPad(アイパッド)」に代表されるタブレット端末は急成長している。
米調査会社IDCによれば、1~3月期の世界出荷台数は前年同期比2.4倍。
パソコンの出荷台数は約7600万台に対し、
タブレットは4920万台と急伸し、
パソコンの出荷台数を超えるのも間近といわれる。
とくに、アップルの「iPad mini(ミニ)」といった、
画面サイズが7~8型で手軽に持ち運びしやすく、
値ごろ価格の商品への需要が高まっている。
参考までに3月時点のタブレット市場は以下の通り。
1位 アップル 39.6% ↓
2位 サムスン電子 17.9% ↑
3位 エイスース(台湾) 5.5% ↑
4位 アマゾン 3.7% →
5位 マイクロソフト 1.8% ↑
今回のヤマダ電機のオリジナルタブレット開発。
記念商品とはいえ、
家電ナンバー1のヤマダがタブレット端末を発売する。
タブレット市場のコモディティ化が始まっているということになる。
さらにヤマダの狙いは何か。
タブレットには、
YAMADA Multi SNSのコンテンツの専用アプリが
プリインストールされている。
例えば、「ヤマダゲーム」や「ヤマダイーブック」など。
つまりはユーザーを囲い込み、固定客化を図ることにある。
その背景にあるのは、アマゾン対策だろう。
アマゾンジャパンは売上高7300億円で
小売業第10位の売上高を誇る。
ヤマダ電機との差は1兆円ほどもある。
しかしアメリカの家電業界は、
ウォルマートやコストコといった総合業態と、
アマゾンなどEコマースのサンドイッチによって、
家電チェーンが淘汰されていった。
チェーンストア100位までに、
いまやベストバイとレディオシャック(小型家電チェーン)の2社が残るのみ。
日本では総合業態が家電を放棄して久しい。
だから価格比較のためのスマホ用専用アプりの開発も、
今回のタブレット開発も、
対アマゾン戦略であるし、
それが二番手以下の家電・カメラチェーンを
引き離すことになるという戦略があることは確かだろう。
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