10月のコンビニは好天と行楽需要で既存店2.5%プラス
昨日は10月の百貨店売上高概況をお届けしたが、今日11月20日は日本フランチャイズチェーン協会から発表されたコンビニエンスストアの統計調査月報を報告する。
調査対象は10社。これは変わらない。そのうち、統合で、チェーン数が減っていくだけだ。
(株)ココストア、 (株)サークルKサンクス、(株)スリーエフ、(株)セイコーマート、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニス トップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソン。
総店舗数は5万3182店。昨年10月は、5万1476店であったので、1706店増えて、3.3%のプラスとなった。
店舗売上高は、
全店では、8784億6100万円(前年同月比プラス5.9%)。32カ月連続のプラス。
既存店は、8025億4900万円( 〃 プラス2.5%)。7カ月連続のプラス。
客数は、
全店では、14億7229万人(プラス5.8%)55カ月連続のプラス。
既存店は、13億6196万人(プラス2.1%)2カ月ぶりのプラス。
9月の既存店の客数はマイナス1.2%だったが、今月は客足も戻ってきた。
平均客単価は、
全店では、597円(プラス0.1%)
既存店は、589円(プラス0.4%)となり、ともに7カ月連続のプラス。
10月は全店、既存店ともに売上高、来客数、平均客単価すべてがプラスとなり、コンビニエンスストアは好調を維持している。淹れたてコーヒーを含むカウンター商材は相変わらず強く、調理麺、おにぎり、サンドイッチ、デザート、アイスクリーム・飲料等も売上げをのばした。10月は3連休もあり、紅葉の季節。北日本を除き平年並みの気温となり、降水量も少なく日照時間が多かったため、行楽需要が大きく伸びたことが好調の要因となった。
既存店ベースの商品分野別構成比と増減動向は、次の通り。
日配食品 36.1%(プラス4.4%)
加工食品 27.3%(プラス3.6%)
非食品 31.3%(マイナス0.1%)
サービス 5.3%(プラス4.4%)
この好調のなかで、非食品は依然としてマイナス。コンビニはますます食べ物屋になっている。そして、サービスに関しては、セブン&アイ・ホールディングスの『omni7』が、ついに11月1日スタートとなる。この影響が統計に表れてくるのは先のことだろうが、どのくらい出るのか。一応、11月の報告を期待して待とう。
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