オイシックス・ラ・大地news|バイヤーが選ぶ19年注目の野菜1位はうしおな
オイシックス・ラ・大地(株)(東京都品川区、高島宏平社長)が運営するOisixが、「2019年注目の野菜トップ5」を発表した。毎週300品目の野菜を取り扱うバイヤーが、売れ行きや顧客の支持などをもとにして、独自の視点で選出したランキングだ。
第1位は、うしおな(ふだん草)。一般にはほとんど知られていない野菜だが、葉物野菜特有のえぐみがなく、旨味がある。うっすらと塩味があるので、味付けしなくても素材本来の味を活かすことで十分おいしい。また、葉が柔らかく癖がないので、炒め物や煮物などにも活用できる。Oisixでは5月24日に、うしおなのスープのミールキットを発売した。
第2位はカリフラワー。Oisixが8月に販売を開始したカリフラワーを米の代わりにする「カリフライス」が、発売直後に想定の2倍以上の売上げを記録した。カリフラワーを米粒程度の大きさに細かく刻んだもので、カレーと一緒に食べたり、チャーハンにしたり、アレンジできる。同量のご飯と比較すると、糖質が24分の1で、カロリーは6分の1だ。
第3位は、ブロッコリー。有名アスリートやモデルがトレーニングの際に食べていると公言したことで、筋力トレーニングをする人の間で密かなブームとなっている。 2019年以降は、よりその人気が一般化すると予想した。
第4位は、切り株えのき。普通は捨てられてしまうエノキ茸の根本の部分だが、実は旨味が凝縮されている。生産者の「実はこの部分が一番おいしい」という言葉をもとに商品化した。大きなホタテのような見た目で、バター醤油でステーキにしたり、天ぷらや、大きめにほぐして炒め物にしてもおいしい。
第5位は、ミニねぎ。核家族化や単身世帯の増加で、小さめの野菜に注目が集まっている。Oisixでは切らずに冷蔵庫に収めることができる「ミニ白菜」を販売しているが、2019年に予定しているのがミニサイズのねぎだ。白い部分は短くならず、青い部分が短くなり、全体的に普通の長ネギの3分の2ぐらいになる。「普通のネギだと冷蔵庫に入らない。でも、カットすると鮮度が気になる」。そんな人におすすすめだ。
ちなみに2018年は、天候不順や猛暑などの要因で野菜の価格が高騰した。独立行政法人農畜産業振興機構が調査した「野菜の需給・価格動向レポート」によると、最も高騰した野菜はほうれん草で、次いでブロッコリー、ねぎ、ピーマン、小松菜となった。