4月生協統計|総供給高2127億円1.2%増/店舗1%減・宅配1.2%・個配7.6%増
日本生活協同組合連合会(本田英一代表理事会長)が4月度の供給高(売上高)速報を報告した。全国64主要地域を集計した数値だが、多くの店舗が20日締めのため3月21日から4月20日の実績となる。
4月の報告は、日本生活協同組合連合会の伊藤治郎渉外広報本部本部長が行った。
4月度は、日本生協連にとって年度始まりの月となるが、あまりいい数字とは言えなかった。それでも、総供給高(売上高)2127億0300万円で前年同月比1.2%増と、なんとか前年を上回った。
店舗販売は737億4400万円で1.0%減。また客数も前年割れ。分類では顧客の魚離れなどが影響し、とくに水産が苦戦した。肉類は相対的に単価が安いことで売上げが伸長した。惣菜と日配は、買い上げ点数が増加して好調だった。
一方、宅配は1335億7200万円で1.2%増。単価は若干下がり気味だが、利用人数が安定して伸びていることで、37カ月プラスが続いている。とくに宅配のうち70%を占める個配は938億4300万円で2.5%増と好調に推移している。
また、店舗・宅配どちらにも分類できない灯油や葬祭などを計上している「その他」は構成比2.5%と少ないものの、53億8700万円で7.6%増と大きく前年を上回った。