4月ドラッグストア統計|販売額は5334億円7.7%増/主要5社も好調
経済産業省発表「商業動態統計速報」の4月のドラッグストア販売額は5334億円で、前年同月を7.7%上回って好調だ。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より:以下同じ)
商品別の増減率では、2017年9月から8カ月連続ですべてのカテゴリーが前年をクリア。店舗数も4.7%の伸び率で出店が続き、1万5275店舗となった。
9カテゴリーの中で二桁の伸び率を示したのは「ビューティーケア用品」11.5%増と「食品」10.3%増。続いて「OCT医薬品」「健康食品」「トイレタリー」の3つが6.9%増。そして「その他」6.3%増、「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」4.9%増。ドラッグストアの核商品の「調剤医薬品」は4.6%増、「ヘルスケア用品・介護・ベビー」1.9%増で、伸び率は低い。
ドラッグストア主要チェーン5社の4月の結果を見てみよう(%は前年同月比)。
(株)ツルハホールディングス
[既存店] 売上げ +5.3% 客数 +1.7% 単価 +3.5%
[全 店] 売上げ +9.5% 客数 +6.3% 単価 +3.0%
ウエルシアホールディングス(株)
[既存店] 売上げ +4.5% 客数 +4.5% 単価 +1.6%
[全 店] 売上げ+14.5% 客数+14.7% 単価 ▲0.2%
(株)マツモトキヨシホールディングス
[既存店] 売上げ +4.0%
[F C] 売上げ +4.7%
[全 店] 売上げ +6.5%
(株)サンドラッグ ドラッグストア事業
[既存店] 売上げ +0.6%
[全 店] 売上げ +5.0%
(株)コスモス薬品
[既存店] 売上げ +4.9%
[全 店] 売上げ +12.9%
4月の売上げは主要5社すべて既存店・全店ともに前年クリア。既存店を見ると、サンドラックは0.6%増とわずかな伸び率だったが、ツルハは5%超え。ほかの3社も4%を超えて好調だった。ツルハとウエルシアは客数を公表しているが、こちらもともに、前年を上回った。
4月もドラッグストアは絶好調だった。