5月ドラッグストア統計|販売額5327億円4.0%増と好調続く

経済産業省発表「商業動態統計速報」の5月のドラッグストア販売額は5327億円で、前年同月を4.0%上回り、引き続き好調を維持している。


(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より:以下同じ)

2017年9月から8カ月連続ですべてのカテゴリーが伸長していたが、5月は「ヘルスケア用品・介護・ベビー」だけが前年1.1%下回った。店舗数は1万5351店、5.0%増加と積極的な出店が続いている。

「食品」が7.4%増で最も伸び率が高い。次いで「ビューティーケア用品」「健康食品」が5.2%増と好調だ。「調剤医薬品」3.0%増、「トイレタリー」2.9%増、「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」2.7%増、「その他」2.3%増、「CTO医薬品」1.1%と続く。

ドラッグストア主要チェーン5社の5月の結果を見てみよう(%は前年同月比)。

(株)ツルハホールディングス
[既存店] 売上げ +0.6% 客数 ▲2.0%  単価 +2.7%
[全 店] 売上げ +5.0% 客数 +2.8%  単価 +2.1%

ウエルシアホールディングス(株)
[既存店] 売上げ +1.2%   客数  +0.5%   単価 +0.7%
[全 店] 売上げ +9.2%   客数+10.3%   単価 ▲1.1%

(株)マツモトキヨシホールディングス
[既存店] 売上げ   +1.1%
[F   C] 売上げ  +14.9%
[全 店] 売上げ   +3.8%

(株)サンドラッグ ドラッグストア事業
[既存店] 売上げ ▲2.4%
[全 店] 売上げ +1.8%

(株)コスモス薬品
[既存店] 売上げ +0.9%
[全 店] 売上げ +7.6%

既存店は、ツルハ、ウエルシア、マツモトキヨシ、コスモス薬品が前年売上げを上回った。サンドラッグだけが2.4%と前年に届かなかった。またマツモトキヨシのフランチャイズ店舗は、14.9%と大きく売上げを伸ばしている。客数を公表しているのはツルハとウエルシアだけだが、ツルハは2.0%減、ウエルシアは0.5%ポイント前年をクリアした。

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