7月ドラッグストア統計|販売額5704億円6%増/健康食品と食品が二桁増

経済産業省発表「商業動態統計速報」の7月のドラッグストア販売額は5704億円で、前年同月を6.0%上回り、好調が続いている。


(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より:以下同じ)

7月は9カテゴリーすべてが前年を上回った。店舗数は5.1%増加し、1万5460店となった。

伸び率の高いカテゴリーから並べてみると、「健康食品」10.6%増、「食品」10.1%増。食品カテゴリーが二桁増で大きく伸長。続いて「ビューティケア」6.0%増、「トイレタリー」5.1%増、「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」4.1%増、「調剤医薬品」3.0%増、「OTC医薬品」2.5%増、「ヘルスケア用品・介護・ベビー」1.8%増、「その他」7.3%増。

ドラッグストア主要チェーン5社の7月の結果を見てみよう(%は前年同月比)。

(株)ツルハホールディングス
[既存店] 売上げ   +0.4% 客数  ▲2.2% 単価 +2.7%
[全 店] 売上げ +20.5% 客数 +14.8%   単価 +4.9%

ウエルシアホールディングス(株)
[既存店] 売上げ   +5.5% 客数  +4.2%   単価 +1.3%
[全 店] 売上げ +14.1%   客数+14.5%   単価 ▲0.4%

(株)マツモトキヨシホールディングス
[既存店] 売上げ   +0.8%
[F   C] 売上げ   +5.4%
[全 店] 売上げ   +3.4%

(株)サンドラッグ ドラッグストア事業
[既存店] 売上げ   ▲1.2%
[全 店] 売上げ   +2.4%

(株)コスモス薬品
[既存店] 売上げ   +3.0%
[全 店] 売上げ +10.4%

既存店の売上高は、5社中4社が前年を超えた。ウエルシアが5.5%増と伸び率が最も高かった。コスモス薬品3.0%増、マツモトキヨシ0.8%増、ツルハは0.4%増。唯一、サンドラッグは1.2%前年を下回った。

ツルハとウエルシアは客数を公表しているが、既存店では、ツルハが2.2%減で、ウエルシアは4.2%増。全店では、ツルハ14.8%増、ウエルシア14.5%増で、ともに二桁増だ。

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