8月外食産業統計|売上高2.9%増/雨天少なく客数増加で全業態前年超え

一般社団法人日本フードサービス協会(JF)が、8月の外食産業市場動向調査を発表した。

フードサービスを業態別に集計した本調査は、新店を含めた全店を対象にしている。8月末時点で、調査対象企業数は194社、店舗数3万6572店。7月に比べて企業数は4社減ったが、店舗数は48店増加した。

売上高は2.9%増で、24カ月連続で前年を上回った。

8月は、台風上陸や集中豪雨、猛暑など客数減となる要因も多かった。しかし前年に比べて雨の日が少なくて、客数は1.0%増加した。表を見るとわかるように、東京では前年は雨天日数が12日だったのに比べて、今年は8日と4日少なかった。また、価格改定や販促キャンペーン、季節メニューの訴求などで客単価の上昇が続いていて、売上高は伸長した。

売上高は、全業態が前年を上回った。大型の新店効果とお盆需要が牽引して、ディナーレストランは4.2%売上げアップ。ファ―ストフード3.1%、ファミリーレストラン2.5%、居酒屋2.1%、パブ・ビアホール1.4%、喫茶1.2%と続く。

業態別では、ファミリーレストランの焼き肉と中華が好調。「焼き肉」は、夏休みやお盆の帰省需要の影響で5.9%と21カ月連続増収。また、「中華」はキャンペーン効果とメディアの露出により5.7%増。ファストフードでは、「和風」がクーポン配布やキャンペーン効果で4.7%増。「洋風」は、やはりキャンペーン効果やランチセット、季節商品が好調で4.1%増収した。

>外食市場動向2018年8月

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