9月ドラッグストア統計|食品9%増で売上高4.6%増/ウエルシア既存店好調
経済産業省発表「商業動態統計速報」9月のドラッグストア販売額は5176億円で、前年同月を4.6%上回った。店舗数は4.9%増加して、1万5567店となった。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より:以下同じ)
9月でとくに伸び率が高かったのは「食品」で、9.0%の増加である。次いで「健康食品」6.7%増と、食品群が伸びている。「ヘルスケア・介護・ベビー」と「調剤医薬品」は減収した。
ドラッグストア主要チェーン5社の9月の結果を見てみよう(%は前年同月比)。
(株)ツルハホールディングス
[既存店] 売上げ +0.1% 客数 ▲2.0% 単価 +2.2%
[全 店] 売上げ +20.6% 客数 +15.1% 単価 +4.8%
ウエルシアホールディングス(株)
[既存店] 売上げ +3.8% 客数 +1.3% 単価 +2.5%
[全 店] 売上げ +8.6% 客数 +7.6% 単価 +1.0%
(株)マツモトキヨシホールディングス
[既存店] 売上げ ▲1.6%
[F C] 売上げ ▲2.6%
[全 店] 売上げ +0.8%
(株)サンドラッグ ドラッグストア事業
[既存店] 売上げ ▲0.3%
[全 店] 売上げ +3.0%
(株)コスモス薬品
[既存店] 売上げ +2.0%
[全 店] 売上げ +9.8%
既存店の売上高は、ウエルシア3.8%、コスモス薬品2.0%、ツルハ0.1%と5社中3社が前年を上回って好調だ。一方、マツモトキヨシ▲1.6%とサンドラッグ▲0.3%は前年に届かなかった。また、客数を公表している2社の既存店客数は、ウエルシアは1.3%増加したが、ツルハは2.0%減少した。