10月総合スーパー統計|既存店▲0.9%、農産相場高で食料0.3%増・衣料▲11%

日本チェーンストア協会から「チェーンストア販売統計10月度速報」が発表された。この協会の加盟社には総合スーパー業態を運営する企業が多いことから、商人舎ではこの統計を総合スーパーの大まかな動向を見る指標としている。

10月の加盟企業数58社、1万0343店舗。企業数は9月と変わらないが、店舗数は1カ月で25店舗増加した。また前年同月からは599店舗増えている。

10月の総販売額は1兆0641億4861万円。既存店は0.9%前年を下回った。

食料品は畜産品が4.8%減と苦戦したが、相場高の農産品が7.4%増収してカバーした。衣料品、住関品は気温が高めだったことで冬物商材の動きが鈍く、衣料品は11%と二桁減で、住関品も0.3%減と前年割れだった。ただし、百貨店の10月の衣料は、気温が低下して秋冬商材が好調だったと報告されている。総合スーパーと百貨店に違いが出た。

食料品    7068億9296万円(66.4%) +0.3%
・農産品   1056億4105万円  (9.9%) +7.4%
・畜産品   843億5209万円  (7.9%) ▲4.8%
・水産品   620億8766万円  (5.8%) +0.7%
・惣 菜   864億8721万円  (8.1%) +2.6%
・その他食品 3683億2495万円(34.6%) ▲0.9%
衣料品      795億5117万円 (7.5%)▲11.0%
・紳士衣料    155億5942万円  (1.5%)▲13.4%
・婦人衣料    220億1225万円  (2.1%)▲12.1%
・その他の衣料・洋品 419億7950円(3.9%)▲9.5%
住関品        2096億0565万円 (19.7%)▲0.3%
・日用雑貨品   807億1878万円  (7.6%)▲3.4%
・医薬・化粧品  314億9739万円  (3.0%)+1.7%
・家具・インテリア 576億0547万円(5.4%)+2.0%
・家電製品    116億0455万円   (1.1%)+0.9%
・その他商品   281億7946万円   (2.6%)+1.7%
サービス           28億0829万円  (0.3%)+2.7%
その他          652億9054万円  (6.1%)+1.5%

*部門別全店売上高(売上構成比)と、店舗調整後の前年同月比。

>チェーンストア販売統計2018年10月

関連カテゴリー

統計 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧