10月ドラッグストア統計|トイレタリー9.4%増で売上高6.6%増/主要5社増収
経済産業省発表「商業動態統計速報」10月のドラッグストア販売額は5377億円で、前年同月6.6%増と好調だ。店舗数は5.1%増加して、1万5649店となった。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より:以下同じ)
10月は9カテゴリーすべてが前年を上回った。とくに伸び率が高かったのは「トイレタリー」の9.4%増加だ。次いで「食品」8.9%増、「健康食品」8.6%増と食品群が相変わらず強い。
ドラッグストア主要チェーン5社の10月の結果を見てみよう(%は前年同月比)。
(株)ツルハホールディングス
[既存店] 売上げ +1.1% 客数 ▲0.7% 単価 +1.9%
[全 店] 売上げ +21.4% 客数 +16.7% 単価 +4.1%
ウエルシアホールディングス(株)
[既存店] 売上げ +7.2% 客数 +6.7% 単価 +0.5%
[全 店] 売上げ +12.0% 客数 +13.1% 単価 ▲1.1%
(株)マツモトキヨシホールディングス
[既存店] 売上げ +2.2%
[F C] 売上げ +7.6%
[全 店] 売上げ +5.4%
(株)サンドラッグ ドラッグストア事業
[既存店] 売上げ +1.5%
[全 店] 売上げ +4.4%
(株)コスモス薬品
[既存店] 売上げ +2.7%
[全 店] 売上げ +10.8%
10月は主要5社すべての既存店売上高が前年を上回った。伸び率が高い順に並べると、ウエルシア7.2%、コスモス薬品2.7%、マツモトキヨシ2.2%、サンドラッグ1.5%、ツルハ1.1%。とくにウエルシアは好調だ。客数を公表している2社の既存店客数は、ウエルシアが6.7%増加したが、ツルハは0.7%減少した。