1月商業動態統計|商業販売額36兆円0.7%減/卸売業1.3%減・小売業0.6%増

2019年1月度の商業動態統計速報が経済産業省から発表された。

卸売業と小売業を合わせた商業販売額は36兆3930億円で、前年を0.7%下回った。季節調整済みでは1.7%減。


(経済産業省 商業動態統計速報より:以下同じ)

卸売業の販売額は、24兆5650億円で1.3%減、季節調整済みは1.4%減。そのなかで、大規模卸売店の販売額は9兆1440億円で1.5%マイナスだった。

小売業の販売額は11兆8280億円で0.6%増。季節調整済みでは2.3%減だ。自動車小売業6.0%をはじめ5業種が増収した。一方、各種商品小売業(百貨店など)▲5.1%など4業種は前年を下回った。

小売業を業態別に見ると、ドラッグストアが5.3%増と好調だ。健康食品9.2%増をはじめ、9カテゴリーすべてが前年を上回った。コンビニが2.6%増、家電大型専門店が0.9%増で、3業態が前年を上回った。

一方で、スーパー(総合スーパー+大手食品スーパーマーケット)は2.0%減、ホームセンターは2.2%減、百貨店4.9%減と減収だ。スーパーは主力の飲食料品が1.5%減、衣料品は5.6%減。百貨店は、主力の衣料品が6.3%減と苦戦し、飲食料品も3.3%減と、前年を下回った。

ドラッグストア    +5.3%(     5320億円)
コンビニエンスストア +2.6%(   9564億円)
家電大型専門店    +0.9%(     3857億円)
スーパー       ▲2.0%(1兆0942億円)
ホームセンター    ▲2.2%(    2363億円)
百貨店        ▲4.9%(    5380億円)

>商業動態統計速報

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