2月ドラッグストア統計|販売額4.4%増・店舗数5%増/調剤医薬品8.5%増

経済産業省発表「商業動態統計速報」では2月のドラッグストア販売額は5013億円、前年同月比4.4%増と好調だ。店舗数は5.0%増加して1万5746店。



(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より)

2月は9カテゴリーすべてが前年を上回った。伸び率が最も高かったのは、調剤医薬品で8.5%増。次に食品5.6%。そして、ビューティーケア4.7%、健康食品4.3%、家庭用品・日曜消耗品・ペット用品4.0%と続く。

ドラッグストア主要チェーン5社の2月の既存店成績を見てみよう(%は前年同月比)。

ツルハホールディングス(売上げ+1.7%)*客数+0.42%、単価+1.2%
ウエルシアホールディングス(売上げ▲1.6%)*客数▲2.6%、単価+1.0%
マツモトキヨシホールディングス(売上げ▲1.7%)
サンドラッグ ドラッグストア事業(売上げ▲1.7%)
コスモス薬品(売上げ+0.7%)

主要5社のうち既存店売上高が前年を上回ったのは、ツルハ1.7%と、コスモス薬品0.7%の2社。ウエルシア▲1.6%、マツモトキヨシ▲1.7%、サンドラッグ▲1.7%は前年割れだ。商業動態統計速報は伸び率も高くて好調だったが、大手ドラッグストアチェーンは苦戦している。絶好調だったドラッグストアにちょっと異変が生じてきたか。

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