3月ドラッグストア統計|販売額5.4%増/ウエルシア5.0%・ツルハ2.2%増収
経済産業省発表「商業動態統計速報」では3月のドラッグストア販売額は5557億円、前年同月比5.4%増と高い成長率を示している。積極出店も続き、店舗数は5.3%増加して1万5878店になった。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より)
3月は9カテゴリーすべてが前年を上回った。伸び率が最も高かったのは食品の7.9%増。家庭用品・日用消耗品・ペット用品6.9%、トイレタリー5.1%、健康食品4.0%と続く。
ドラッグストア主要チェーン5社の3月の既存店成績を見てみよう(%は前年同月比)。
ツルハホールディングス 売上げ+2.2%(客数+0.9%、単価+1.4%)
ウエルシアホールディングス 売上げ+5.0%(客数+3.2%、単価+1.8%)
マツモトキヨシホールディングス 売上げ▲0.7%
サンドラッグ ドラッグストア事業 売上げ▲0.2%
コスモス薬品 売上げ+1.2%
主要5社のうち既存店売上高が前年を上回ったのは、ツルハ2.2%、ウエルシア5.0%、コスモス薬品1.2%の3社。マツモトキヨシ▲0.7%、サンドラッグ▲0.2%は前年割れだ。ツルハとウエルシアの大手2社は客数・客単価ともに増加した。
サンドラッグは3月で期末を迎えた。既存店売上げは▲0.8%と前年に届かなかった。好調なドラッグストアのなかにあって、小型店の多いサンドラッグは苦戦している。