4月コンビニ統計|既存店売上高1.3%増、既存店・全店ともに客数減

日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区、渡辺裕明会長)が4月度コンビニエンスストア「統計調査月報」を発表した。

調査対象企業は(株)セイコーマート、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの7社。

4月は、月の前半は気温が低く寒暖差が大きかった。その影響で温かい麺類、中華まんなどホット商品の売上げが伸長した。また、行楽需要によって、おにぎり、調理パン、カウンター商材などの中食が好調で、全店・既存店ともに売上高が前年を上回った。

既存店売上高は8408億6300万円。前年同月比は1.3%の増収で、6カ月連続で前年を上回った。ただし客数は13億5534万人で2カ月連続で前年に届かず1.6%減。客単価は620.4円で3.0%増加した。

4月の店舗数は0.5%増の5万5824店。その全店売上高は9159億3800万円で2.7%増。ただし客数は14億3756万人で0.05%減と7カ月ぶりに前年を下回った。1店舗当たりの平均日販は54万7000円、平均客数は858人だ。客単価は637円で2.7%増。

商品分野別売上げでは、主力の日配品は0.7%増、非食品は3.5%増、サービスは7.3%増。加工食品だけが1.4%減収だ。

大手コンビニ3社の4月既存店売上高は、ファミリーマートが1.8%、ローソンが1.5%増、セブン-イレブンが0.2%と3社揃って前年をクリアした。しかし既存店客数は、セブン▲2.5%、ローソン▲1.4%、ファミマ▲0.5%と3社ともに前年を割っている。

>JFAコンビニエンスストア統計調査月報

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