4月百貨店インバウンド動向|免税総売上高345億円9.3%増で過去最高
日本百貨店協会のインバウンド推進委員会から4月の「外国人観光客の売上高・来店動向」が報告された。93店舗を対象にまとめた調査結果だ。
免税総売上高は前年同月比は9.3%増の344億7000万円で、過去最高額を記録した。一般物品は188億6000万円で4.9%増、消耗品(化粧品・食料品等)は156億1000万円で15.2%増。化粧品・食料品が大きく伸長している。
客数は46万5000人。2013年2月から75カ月連続で伸長しているが、0.1%増に留まった。
1人当たりの購買単価は、7万4000円と、前年比9.2%アップした。売上げ上位商品は、1位が化粧品、2位がハイエンドブランド、3位は食品、4位は婦人服飾雑貨とここまでは3月と同じ。5位には3月の美術・宝飾品に代わって、子供服・玩具が入った。ゴールデンウイーク効果と思われる。
免税手続きカウンターでの国別購買は、1位中国、2位韓国、3位香港、4位台湾、5位タイ、6位シンガポール、7位マレーシア。3月と同じ順位でアジア諸国が上位を占める。