5月百貨店インバウンド動向|売上高8%増、化粧品・食料品等18%増が牽引
日本百貨店協会のインバウンド推進委員会から5月の「外国人観光客の売上高・来店動向」が報告された。93店舗を対象にまとめた調査結果だ。
免税総売上高は前年同月比8.0%増の309億9000万円。一般物品は159億4000万円で0.3%減、消耗品(化粧品・食料品等)は150億5000万円で18.3%増。化粧品・食料品が大きく伸長している一方で、一般物品は減少した。
客数は47万4000人で3.7%増。2013年2月から76カ月連続で伸長している。
1人当たりの購買単価は6万5000円と、前年に比べて4.1%アップした。売上げ上位商品は、1位が化粧品、2位が食品、3位はハイエンドブランド、4位は婦人服飾雑貨。4月に引き続き5位は「子供服・玩具」。ゴールデンウイーク効果で、美術・宝飾品に代わってランクインした。
免税手続きカウンターでの国別購買は、1位中国、2位韓国、3位香港、4位台湾、5位タイ、6位シンガポール、7位マレーシア。3月、4月と順位は変わっていない。