5月ドラッグストア統計|販売額6.1%増、ウエルシア・ツルハ・コスモス好調
経済産業省発表「商業動態統計速報」では5月のドラッグストア販売額は5614億円、前年同月比6.1%増。店舗数は5.3%増加して1万6035店になった。積極出店が続いているため全体としては増収傾向にある。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より)
5月は9カテゴリーすべてが前年を上回った。伸び率が最も高かったのは調剤医薬品で11.4%の二桁増だ。続いて食品7.8%、家庭用品・日用消耗品・ペット用品7.2%、ビューティケア(化粧品・小物)4.7%、OTC医薬品4.5%。
主要ドラッグストア5社の5月の既存店成績(%は前年同月比)を見てみる。
ウエルシアホールディングス 売上げ+6.7%(客数+4.1%、単価+2.6%)
ツルハホールディングス 売上げ+3.1%(客数+1.6%、単価+1.5%)
サンドラッグ ドラッグストア事業 売上げ▲0.2%
マツモトキヨシホールディングス 売上げ▲1.8%(FC▲5.2%)
コスモス薬品 売上げ+1.9%
主要5社のうち既存店売上高が前年同月を上回ったのは、ウエルシア6.7%、ツルハ3.1%、コスモス薬品1.9%。サンドラッグ0.2減、マツモトキヨシ1.8%減は前年に届かなかった。
客数を公表しているのはウエルシアとツルハだが、ウエルシア4.1%増、ツルハ1.6%増と両社ともに客数を伸ばした。