6月商業動態統計|販売額37.8兆円2.8%減/卸売業4.3%減、小売業0.5%増
経済産業省が、6月度の商業動態統計速報を発表した。
卸売業と小売業を合わせた商業販売額は37兆8760億円で、前年同月を2.8%下回った。
(経済産業省 商業動態統計速報より:以下同じ)
卸売業の販売額は、26兆0530億円で4.3%減。そのなかで、大規模卸売店の販売額はマイナス4.0%の9兆5308億円だった。
小売業の販売額は11兆8220億円で0.5%増。織物・衣服・身の回り品小売業4.2%増、医薬品・化粧品小売業2.0%増など4業態が牽引した。
小売業の業態別では、家電大型専門店が6.9%増と好調だ。その中で、生活家電が9.6%と大きく伸長した。AV家電6.1%増、情報家電5.5%増と続く。一方でカメラ類は9.9%減、通信家電も2.1%とマイナス基調が続く。
ドラッグストアは5.5%増。調剤医薬品11.0%の二桁増をはじめ、食品7.5%増、ビューティーケア(化粧品・小物)5.0%増など9カテゴリーすべてが前年を上回り、好調を維持。
コンビニエンスストア1.4%増、スーパー(総合スーパー+大手スーパーマーケット)0.6%増と両業態ともに前年をクリアした。
前年割れは、ホームセンター0.0%減と百貨店2.2%減。ホームセンターはインテリア3.6%減など9カテゴリー中6カテゴリ―が前年に届かなかった。百貨店は主力の衣料品が2.0%減、飲食品も2.2%減と低迷した。
家電大型専門店 +6.9%( 3738億円)
ドラッグストア +5.5%( 5655億円)
コンビニエンスストア +1.4%(1兆0116億円)
スーパー +0.6%(1兆0761億円)
ホームセンター ▲0.0%( 2685億円)
百貨店 ▲2.2%( 5216億円)