6月ホームセンター統計|2685億円市場横ばい、ニトリ既存店5.9%伸長
経済産業省発表の「商業動態統計速報」のホームセンター6月の販売額は2685億円で、前年同月▲0.0%。店舗数は4352店と0.8%伸びた。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より)
6月はペット・ペット用品が3.1%増、DIY用具・素材が1.8%増と好調だった。しかしインテリア3.6%減、オフィス・カルチャー3.5%減など9カテゴリー中6カテゴリーは減収で、全体売上高は0.0%とわずかに減収だった。
ホームセンター業界の主要4社およびホームファッションのニトリの6月既存店概況(%は前年同月比)を報告する。
(株)ニトリ
売上げ+5.9%、客数+4.7%、客単価+1.1%
DCMホールディングス(株)
売上げ▲3.5%、客数▲4.5%、客単価+1.1%
(株)コメリ
売上げ▲2.7%、客数+2.3%、客単価+1.7%
コーナン商事(株)
売上げ+0.6%、客数▲2.0%、客単価+2.6%
(株)ナフコ
売上げ▲0.5%、客数▲3.5%、客単価+3.1%
既存店売上高が前年を上回ったのはニトリとコーナン商事。ニトリは客数が4.7%増加して、売上高5.9%増と絶好調だ。コーナン商事は売上高0.6%増だったが、客数は2.0%減少している。
一方で、既存店売上高が前年に届かなかったのはDCM、コメリ、ナフコの3社。コメリは売上高は2.7%減だが客数は2.3%伸びている。DCMとナフコは売上高、客数ともに低迷。客単価は5社とも前年を上回った。