6月ドラッグストア統計|店舗5.1%増・販売額5.5%増/ツルハ・ウエルシア好調
経済産業省発表「商業動態統計速報」の6月のドラッグストア販売額は5655億円、前年同月比5.5%増。店舗数は5.1%増加して1万6058店になった。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より)
6月は9カテゴリーすべてが前年を上回った。伸び率が最も高かったのは調剤医薬品で11.0%の二桁増だ。続いて食品7.5%、家庭用品・日曜消耗品・ペット用品5.8%、ビューティケア(化粧品・小物)5.0%と続く。
主要ドラッグストア5社の6月の既存店成績(%は前年同月比)を見てみよう。
(株)ツルハホールディングス 売上げ+2.3%(客数+0.4%、単価+1.9%)
ウエルシアホールディングス(株) 売上げ+4.9%(客数+1.8%、単価+3.1%)
(株)コスモス薬品 売上げ+1.4%
(株)サンドラッグ ドラッグストア事業 売上げ+0.6%
(株)マツモトキヨシホールディングス 売上げ▲1.9%(FC▲1.0%)
主要5社のうち既存店売上高が前年同月を上回ったのは、ウエルシア4.9%、ツルハ2.3%、コスモス薬品1.4%。サンドラッグ0.6%の4社だ。マツモトキヨシだけが1.9ポイント昨年を下回った。
客数を公表しているのは2社だけだが、ツルハ2.3%増、ウエルシア1.8%増と両雄はともに客数を伸ばしている。好調と言われるドラッグストア業界だが、そのなかで明暗が分かれてきている。