10月商業動態統計|販売額36.5兆円9.1%減/駆け込み需要反動で小売業7%減

経済産業省が、10月度の商業動態統計速報を発表した。

昭和28年(1953年)から始められた商業動態統計は国の機関統計である。小売業・卸売業を営む企業と事業所・店舗の事業活動に関する動向の把握を目的とするもので、毎月調査・発表される。その10月の商業販売額は36兆5150億円で全年同月を9.1%下回った。商業販売額は小売業と卸売業のすべての販売額である。

卸売業の販売額は25兆4250億円で10.0%減。そのなかで大規模卸売店の販売額は9兆4112億円で12.1%マイナスだった。
小売業の販売額は11兆0900億円で7.1%マイナスだった。医薬品・化粧品の0.3%増以外はすべて減少している。

業態別の販売額は、増税前の駆け込み需要の反動減が大きく反映された。伸び率順に並べると以下の通りになる。

コンビニエンスストア +3.3%(1兆0314億円)
ドラッグストア     +0.1%(5325億円)
スーパー       ▲3.7%(1兆0312億円)
ホームセンター    ▲7.1%(2550億円)
家電大型専門店    ▲14.2%(2659億円)
百貨店         ▲17.3%(4265億円)

ちなみに、駆け込み需要のあった9月は以下の通りで、ドラッグストアだけが2カ月好調に推移していることがわかる。
家電大型専門店    +52.4%(5154億円)
百貨店         +21.8%(5615億円)
ドラッグストア    +21.8%(6265億円)
ホームセンター    +16.8%(3026億円)
スーパー       +5.4%(1兆1102億円)
コンビニエンスストア ▲0.2%(1兆0203億円)

百貨店・スーパー販売額は1兆4577億円、前年同月比8.1%のマイナス。百貨店は4265億円、17.36%減(既存店は16.4%減)、総合スーパーは1兆0312億円、3.7%のマイナス(既存店は4.3%減)となった。衣料品は19.6%の減少、飲食料品は1.4%の減少だ。

コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は、1兆0314億円、3.3%の増加だ。2%ポイント還元が利いている。非食品は10.2%と二桁の伸びで、ファーストフードと日配食品は0.7%増、加工食品も1.8%増。ただしサービスだけが6.0%減だ。

家電大型専門店販売額は2659億円で14.2%の大幅減少。カメラ類は28.5%、通信家電27.4%、生活家電は17.6%、AV家電9.6%、情報家電7.6%、その他も3.1%減とすべてが大幅に減少した。

ドラッグストア販売額は5325億円、0.1%増だ。商品別に見ると、ビューティケア(化粧品・小物)が6.2%減、トイレタリーが5.8%減、OTC医薬品と健康食品がともに4.4%減、ヘルスケア用品(衛生用品)・介護用品・ベビー用品が2.6%減、家庭用品・日用消耗品・ペット用品が1.9%減と、駆け込み需要の反動減が顕著だった。しかし主力の調剤医薬品が8.9%の増加、食品が7.4%の増加で、10月も増収を確保した。

ホームセンター販売額は2550億円、7.1%の減少となった。インテリアが12.7%減、園芸・エクステリアが11.9%減、家庭用品・日用品が10.6%減と二桁の減収。さらにオフィス・カルチャーが8.2%減、ペット・ペット用品が8.0%減、カー用品・アウトドアが5.9%減と、10月は反動減で、厳しい数値となった。

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