12月労働力調査|完全失業者数194万人・11カ月連続増/完全失業率2.9%
総務省統計局の12月の「労働力調査」によれば、就業者は6666万人と前年同月に比べて71万人減少した。雇用者は前年同月に比べて59万人減少の5984万人。9カ月連続で減少が続いている。就業率は60.3%と、前年同月に比べ0.5ポイントの低下となった。
正規の職員・従業者は3534万人で、前年同月に比べて16万人増となり、7カ月連続の増加であった。一方で非正規の職員・従業者は2093万人となり、前年同月より86万人減で、こちらは10カ月連続の減少となった。
完全失業率は2.9%と前月と同率だった。完全失業者数は194万人と前年同月で見ると49万人増で、11カ月連続で前年より増えている。「勤め先や事業の都合による離職」が20万人増加で、「自発的な離職(自己都合)」が9万人の増加。「新たに求職」が11万人の増加。
産業別に見ると、卸売業・小売業の従業者数は1057万人。前年同月と比べ22万人減少している。宿泊業・飲食サービス業は前月と同じく29万人減少の385万人で、10カ月連続の二桁減少だ。