2月労働力調査|就業者数6646万人で前年同月45万人減/完全失業率2.9%
総務省統計局が2月の「労働力調査」を発表した。2月の就業者は6646万人と前年同月に比べて45万人減少、雇用者は5983万人で前年同月に比べて43万人減少している。就業者・雇用者ともに11カ月連続で減少傾向が続く。就業率は60.1%で、前年同月に比べ0.3ポイント低下した。
正規の職員・従業者は3556万人で前年同月に比べて26万人増となり、9カ月連続の増加であった。一方で非正規の職員・従業者は2052万人。前年同月より107万人減り、こちらは12カ月連続の減少となった。
完全失業率は4カ月連続で2.9%と変化なし。なお完全失業者数は194万人で、前年同月と比べると35万人増加。13カ月連続で前年より増えている。「勤め先や事業の都合による離職」が18万人増加で、「自発的な離職(自己都合)」が1万人減少した。
産業別にみると、卸売・小売業の従業者数1092万人。前年同月と比べると3万人減少している。宿泊業・飲食サービス業は46万人減少の359万人と、12カ月連続で減少している。