2月家計調査統計|外出自粛と巣ごもりで消費支出6.6%減/実収入0.1%増加

総務省統計局が2月の「家計調査」を報告した。家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定およびウエイト作成などの基礎資料として利用されているが、わずか全国約9000世帯を対象としていることを念頭に置きたい。

2月の2人以上の消費支出は25万2451円で、物価変動の影響を除いた「実質」では前年同月比6.6%減と、3カ月続いてマイナスとなった。また、2人以上の勤労者世帯の1世帯当たり実収入は、53万5392円と前年同月比0.1%(実質)増加した。

費目別消費支出(2人以上世帯・実質)は、2月は受検シーズンや学生の年度の変わる準備などで、授業料等、教科書、学習参考教材の「教育」が41.0%増加した。一方、緊急事態宣言発出によって引き続き外出が控えられ、宿泊料は52.4%減、パック旅行費は92.2%減と支出が抑えられた。

消費行動に大きな影響がみられた品目の2021年2月実質増減率は、新型コロナウイルス感染症やうるう年などの影響のあった2020年ではなく、2019年との比較となっている。

食料品では、巣ごもり消費で需要が伸長した酒類が38.5%増、冷凍調理食品23.7%増。一方で、緊急事態宣言の影響で食事代は27.2%減、飲酒代は82.5%減と大幅なマイナスとなった。

家具・家事用品では、加湿器、空気清浄機を含む冷暖房器具が36.5%増と引き続き伸びている。その反面、勤務時に必要な背広は59.9%減、鉄道運賃56.2%減などビジネスに関わる品目の支出は減少している。

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