1月家計調査|2人以上世帯消費支出は30.2万円0.3%減/実収入1.7%減

総務省統計局発表の1月の「家計調査報告」によれば、2人以上の世帯の消費支出は30万1646円で、前年同月比は物価変動の影響を除いた実質では0.3%の減少、名目4.8%の増加となった。前月比(季節調整値) は実質2.7%の増加だった。

費目別消費支出(2人以上世帯・実質)で、昨年同月より増加したのは「教養娯楽」18.6%増、「光熱・水道」5.3%増、「被服および履物」5.1%増。減少したのは「住居」12.1%減、「教育」9.6%減、「家具・家事用品」9.1%減、「保健医療」7.1%減、「交通・通信」1.0%減、「食料」0.5%減。消費金額の高い「食料」は4カ月連続で減少した。

また、勤労者世帯の実収入(2人以上の世帯)は49万5706円と、前年同月比で実質1.7%の減少、名目で3.3%の増加だった。

家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定とウエイト作成などの基礎資料として利用されている。ただし全国約9000世帯を対象としているサンプル調査であることは、念頭においておきたい。

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