2月家計調査|2人以上世帯消費支出は27.9万円0.5%減/食費17カ月ぶり増
総務省統計局が2月の「家計調査報告」を発表した。集計世帯数は全国の二人以上の世帯、7294世帯。
家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定とウエイト作成などの基礎資料として利用されている。
2月の消費支出は、2人以上の世帯で27万9868円で、前年同月比は物価変動の影響を除いた実質では0.5%減だった。名目でも2.8%減少している。前月比(季節調整値)は実質1.4%増加した。
費目別の消費支出(2人以上世帯・実質)で昨年同月比で増加したのは「教育」41.5%、「被服及び履物」11.6%、「住居」9.5%増、「保健医療」9.4%増。また「食料」が2.0%増と17か月ぶりの実質増となった。一方、マイナスだったのは「光熱・水道」18.6%減、「家具・家事用品」2.0.%減、「教養娯楽」1.5%減、「交通・通信」1.1%減だった。
また、勤労者世帯の実収入(2人以上の世帯)は56万1495円で、前年同月比は実質2.5%減、名目では0.7%増加した。