3月労働力調査|就業者数6726万人/卸売業・小売業の就業者前年比1万人減

総務省統計局が2024年3月の「労働力調査」を発表した。就業者数は6726万人で、前年同月に比べて27万人増加した。20カ月連続の増である。

正規の職員・従業員数は3602万人で、前年同月に比べて11万人増加した。一方、非正規の職員・従業員数は2131万人で、前年同月より30万人増と、7カ月連続で増加している。

「卸売業,小売業」の就業者数は1017万人で、前年同月に比べて1万人減少している。

就業者が増加した主な産業は「医療,福祉」、「サービス業(他に分類されないもの)」など。減少した産業は「製造業」、「不動産業,物品賃貸業」、「農業,林業」など。

就業率は61.2%で、前年同月に比べ0.4ポイント上昇。15~64歳の就業率は78.7%で0.5ポイント上昇している。

完全失業者数は185万人で、前年同月に比べて8万人減少した。2カ月ぶりの減少だ。完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月と同率。求職理由を前年同月と比べると、「勤め先や事業の都合による離職」が3万人減、「自発的な離職(自己都合)」が1万人減、「新たに求職」が1万人増加している。

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