4月家計調査|2人以上世帯消費支出は31.3万円0.5%増/教育支出は25%増
総務省統計局が4月の「家計調査報告」を発表した。集計世帯数は全国の二人以上の世帯、7199世帯。
家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定とウエイト作成などの基礎資料として利用されている。
4月の消費支出は、2人以上の世帯で31万3300円で、前年同月比は物価変動の影響を除いた実質で0.5%増加、名目では3.4%増加した。前月比(季節調整値)は実質1.2%減少している。
費目別の消費支出(2人以上世帯・実質)で昨年同月比プラスだったのは「教育」24.8%増、「被服及び履物」13.7%増、「住居」5.2%増、「家具・家事用品」4.4%増、「保健医療」2.4%増、「食料」1.5%増。一方、マイナスだったのは「交通・通信」7.8%減、「光熱・水道」3.0%減、「教養娯楽」3.6%減。
また、勤労者世帯の実収入(2人以上の世帯)は56万6457円で、前年同月比は実質0.6%減、名目2.3%増加した。