6月労働力調査|就業者数6822万人/卸・小売業の就業者は前年より31万人増
総務省統計局が2024年6月の「労働力調査」を発表した。就業者数は6822万人で、前年同月に比べて37万人増加した。23カ月連続の増加となった。
正規の職員・従業員数は3669万人で、前年同月に比べて31万人増加した。一方で、非正規の職員・従業員数は2121万人で、前年同月より12万人減少した。2カ月連続の減少となった
「卸売業,小売業」の就業者数は1074万人と、どの産業よりも従事している人数が多い。
就業者が大きく増加した主な産業は「卸売業,小売業」の31万人、「学術研究,専門・技術サービス業」の9万人、「生活関連サービス業,娯楽業」「医療,福祉」の7万人など。
就業率は62.0%で、前年同月に比べ0.5ポイント上昇した。15~64歳の就業率は79.7%で0.5ポイント上昇している。
完全失業者数は181万人で、前年同月に比べて2万人増加した。3カ月連続で増加した。完全失業率(季節調整値)は2.5%で、 前月に比べ0.1ポイントの低下した。求職理由を前年同月と比べると、「勤め先や事業の都合による離職」で2万人減少した一方で、「自発的な離職(自己都合)」が3万人、「新たに求職」が1万人増加した。