8月労働力調査|就業者数6815万人/卸・小売業の就業者数1065万人

総務省統計局が2024年8月の「労働力調査」を発表した。就業者数は6815万人で、前年同月に比べて42万人増加した。25カ月連続の増加となった。

正規の職員・従業員数は3659万人で、前年同月に比べて22万人増加した。10カ月連続の増加である。一方で、非正規の職員・従業員数は2127万人で、前年同月より13万人増加した。4カ月ぶりの増加となった。

最も就業者数が多い産業は「卸売業,小売業」で、1065万人。

就業者が大きく増加した主な産業は「情報通信業」と「学術研究,専門・技術サービス業」がいずれも19万人増加している。また、「卸売業,小売業」と「宿泊業,飲食サービス業」もそれぞれ10万人増加。

逆に大きく減少した産業は「農業,林業」の10万人減、「サービス業(他に分類されないもの)」の9万人減など。

就業率は62.0%で、前年同月に比べ0.6ポイント上昇した。15~64歳の就業率は79.8%で0.6ポイント上昇した。

完全失業者数は175万人で、前年同月に比べて11万人減少した。5カ月ぶりに減少した。完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月に比べて0.2ポイント低下した。求職理由を前年同月と比べると、「勤め先や事業の都合による離職」が1万人の減少、「自発的な離職(自己都合)」が9万人の減少。「新たに求職」は4万人増加した。

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