9月SC統計|既存SC売上高7.3%増/館内外でのイベント開催で来館客増

(一社)日本ショッピングセンター協会(東京都文京区、清野智会長)が2024年9月の「SC販売統計調査」を発表した。調査対象は509ショッピングセンター(SC)。

9月度の既存SC売上高は、前年同月比7.3%増だった。前年に比べて休日日数が1日多く、3連休が2回あったこと、館内外でのイベント開催、ポイントアップなどの販促施策による来館が売上げにつながり、前年を上回った。

立地別にみると、中心地域は総合で7.5%増、周辺地域は総合で7.2%増となった。インバウンド客に加え、3連休で国内旅行客の来館が増えたことで、立地を問わず売上げにつながったSCが多かった。

地域別では、九州・沖縄が総合で前年同月比11.4%増で、他地域と比較してもっとも伸長率が高かった。広域商圏の大型SCや観光地周辺のSCがとくに好調だった。インバウンド客の来館によって、飲食が売上げを牽引した。また館内イベントやポイントアップなどの販促施策の実施によって地元客の来館も多かった。

業種別では 「ファッション」は、月前半は夏物セール品や晩夏商材が稼働した。月後半から気温が低下したことでニット類やカーディガンなどの秋物商材が稼働し始めた。

「雑貨」は、残暑により引き続き暑さ対策商品が稼働した。行楽シーズンに入ったことで鞄などの旅行用品も好調だった。

「飲食」は、国内外旅行客や館周辺でのイベント参加客の来館が売上げにつながったSCが多かった。

「サービス」は、エステなどの美容関係やリラクゼーション、旅行関係が好調だった。

 

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