9月労働力調査|就業者数6814万人で27万人増/卸・小売業は1048万人で最大

総務省統計局が2024年9月の「労働力調査」を発表した。就業者数は6814万人で、前年同月に比べて27万人増加した。26カ月連続の増加となった。

正規の職員・従業員数は3692万人で、前年同月に比べて59万人増加した。11カ月連続の増加である。一方で、非正規の職員・従業員数は2107万人で、前年同月より34万人減少した。2カ月ぶりの減少となった。

最も就業者数が多い産業は「卸売業、小売業」で、1048万人。

就業者が大きく増加した主な産業は「情報通信業」が22万人、「製造業」が19万人増加している。また、「生活関連サービス業,娯楽業」と「サービス業(他に分類されないもの)」もそれぞれ11万人増加。

逆に大きく減少した産業は「建設業」の21万人減、「教育,学習支援業」の18万人減など。

就業率は62.0%で、前年同月に比べ0.4ポイント上昇した。15~64歳の就業率は79.8%で0.5ポイント上昇した。

完全失業者数は173万人で、前年同月に比べて9万人減少した。2カ月連続で減少した。完全失業率(季節調整値)は2.4%で、前月に比べて0.1ポイント低下した。求職理由を前年同月と比べると、「勤め先や事業の都合による離職」が1万人の減少、「自発的な離職(自己都合)」が3万人の減少。「新たに求職」は1万人増加した。

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