9月百貨店インバウンド動向|免税売上高396億円0.3%減、7カ月連続マイナス

(一社)日本百貨店協会(東京都中央区、好本達也会長)のインバウンド推進委員会が、2025年9月の外国人観光客の「免税売上高・来店動向」を発表した。調査対象はインバウンド推進委員店の87店舗。

9月の免税総売上高は、約396億円で前年同月比0.3%減。7カ月連続のマイナスとなったものの、マイナス幅は先月より4.4ポイント回復した。化粧品を含む消耗品は2カ月連続二桁増で推移した。購買客数は46.3万人(2.8%増)で9月として過去最高を記録した。中国・台湾は売上高、購買客数ともにプラスとなった。大阪は万博開催影響もあり好調。

内訳は一般物品売上高が約317億1000万円(3.8%減)、消耗品売上高(化粧品、食料品等)が約78億9000万円(17.0%増)。円高傾向の定着によって高額品の購買減少が続く。一人当たりの購買単価も約8万5000円2.9%減だった。

一方で、購買客数は約46万3000人で2.8%増。

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