4月SM統計発表「アベノミクス効果表れず」

5月21日、新日本スーパーマーケット協会にて、
4月度の「スーパーマーケット販売統計調査」が発表された。

日本スーパーマーケット協会、
オール日本スーパーマーケット協会、
新日本スーパーマーケット、3団体の合同発表。

4月はこのような結果となった。
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※詳細はこちらからダウンロードできます→ スーパーマーケット販売統計調査(4月版)

今月の発表担当は新日本スーパーマーケット協会。
島原康浩事務局長。
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「世の中はアベノミクスで盛り上がっているが、
小売りの現場においては、
アベノミクス効果は表れていない」

「4月は昨年に比べ、
日曜日が1日少なかった。
また4月後半は天候が悪く、
平年より3~4℃気温が低かったし、
降水量も多かった」

「今年は桜の開花が早かったため、
惣菜の花見需要がなかった。
3月に先食いされた」

「今月の景況感調査でも他の消費者意識調査でも
共通して見られる傾向がある。
現状の評価はほぼ横ばい。
しかし先行きの見通しは改善。
つまり、景気が回復しているという実感は乏しいが、
期待感は持っているということ」

「今後の経済情勢によって
消費の動向は目まぐるしく変わっていく。
注意して見ていきたい」

そして、今月のゲストスピーカーは、
丸正チェーン商事株式会社、
執行役員商品部部長の久井靖徳さん。
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「丸正チェーン商事は1967年設立の
ボランタリー形式のチェーン。
加盟企業の営業支援で
共同仕入れや様々な運営上のシステムを共有している。
2012年8月期決算では計22店舗で、
年商205億円を計上」

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「四ツ谷3丁目にある総本店の商圏調査を行った。
店舗から半径500mの商圏の分析した結果、
このようなことが分かった。
総人口15000人のうち、
25~39才の年齢層が4500人で約30%を占める。
労働人口は73%。
ちなみに都内の労働人口の平均は68%。
人口構成が偏っているのが分かる」

「この商圏でスーパーマーケットはなんと2店舗しかない。
逆に、コンビニは10店舗もある。
半径500mでは多くても6~7店舗が普通。
コンビニの数が突出している」

「来店時間の割合を調べると、
午前3:午後3:夜間3 で、どの時間帯でも来客がある。
つまりコンビニ業態がこの地域に適している」

「それでも様々な販売努力を続けている。
マーチャンダイジングや売場構成ではバスケット分析をし、
セールの組み合わせなどをコーディネート。
関連販売や総菜部門の強化。
産地提携している松坂牛を精肉だけでなく、
惣菜部門でもコロッケやメンチカツなどに使い、
相乗効果を狙っている」

「しかしながら、大事なのは、
売上げの根幹である
加工食品やグロサリーを疎かにしないこと。
今後も数を売る努力を続けていく」

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