7月ドラッグ統計|販売額5358億6.2%プラス/ツルハ・ウエルシアは好調
経済産業省発表の「商業動態統計速報」によれば、7月のドラッグストア販売額は5358億円、前年同月比6.2%プラスとなった。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より:以下同じ)
商品別の増減率は以下表の通り。
すべてのカテゴリーでプラスを計上していて、相変わらず絶好調である。店舗数は1万4569店で、この1年間で5.2%と大幅に増加した。
伸び率順に並べてみると、食品9.1%、ビューティーケア(化粧品・小物)7.3%、ヘルスケア用品(衛生用品・介護・ベビー)6.7%、健康食品6.6%、その他6.1%、家庭用品・日用消耗品・ペット用品5.4%、OTC医薬品4.2%、調剤医薬品3.2%、トイレタリー2.7%。食品売上高は1430億円で全体の27%を占める。その食品が二桁に近い伸びを示している。健康食品の6.6%を加えると、すごい伸びだ。食品スーパーマーケットはそれをしっかり意識しなければならない。
また2番目に売上げの多いビューティーケア(化粧品・小物)も、7.3%の増加で、2番目に高い伸び率だ。ドラッグストアは今や「フード&ドラッグ」である。
ドラッグストア業界の主要5社の7月の結果を見てみよう。(%は前年同月比)
(株)ツルハホールディングス
[既存店] 売上3.4% 客数2.5% 単価0.9%
[全 店] 売上7.2% 客数6.7% 単価0.5%
ウエルシアホールディングス(株)
[既存店] 売上7.7% 客数4.8% 単価2.9%
[全 店] 売上12.2% 客数10.3% 単価1.9%
(株)マツモトキヨシホールディングス
[既存店] 売上▲0.9%
[F C] 売上5.4%
[全 店] 売上3.7%
(株)サンドラッグ ドラッグストア事業
[既存店] 売上1.8%
[全 店] 売上5.7%
(株)コスモス薬品
[既存店] 売上1.1%
[全 店] 売上9.8%
ツルハとウエルシアは伸び率も高く好調だ。サンドラッグ、そして出店数の多いコスモス薬品もプラスを維持した。しかし、マツモトキヨシは今年度の4月からマイナスが続いて、売上げ規模も3位に落ちた。
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