11月ドラッグストア統計｜全カテゴリー増で売上高6.7％増/調剤医薬品10％超

経済産業省発表の「商業動態統計速報」によれば、11月のドラッグストア販売額は5003億円で、前年同月を6.7％上回った。

（経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より：以下同じ）

商品別の増減率を見ると、9月、10月に続き、9カテゴリーすべてがプラスと好調。小売業の6業態の中で一番伸び率が高かった。また店舗数も前年同月比5.1％増加し、1万4743店舗となった。

すべてプラスとなったカテゴリーの中で、とくに伸び率が高かったのは「調剤医薬品」。10.8％と二桁増。それに続き「食品」8.9％、「ビューティーケア用品」8.3％、「トイレタリー」5.8％、「健康食品」5.3％、「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」4.7％、「ヘルスケア用品・介護・ベビー」4.5％、「その他」4.1％。一番伸び率が低かった「OCT医薬品」でさえ3.8％も増加した。

ドラッグストア業界の主要5社の11月の結果を見てみよう（％は前年同月比）。

(株)ツルハホールディングス
[既存店]　売上げ +2.0 ％　客数 ▲1.0％　 単価 +3.0 ％
[全　店]　売上げ +6.0 ％　客数 +3.5 ％ 　単価 +2.4 ％

ウエルシアホールディングス(株)
[既存店]　売上げ  +6.6％　客数+3.3％    単価 +3.3％
[全　店]　売上げ+14.4％　客数+12.2％   単価 +2.2％

(株)マツモトキヨシホールディングス
[既存店] 売上げ +4.0％
[F　  C] 売上げ ▲2.0％
[全　店] 売上げ +6.7％

(株)サンドラッグ　ドラッグストア事業
[既存店] 売上げ ▲0.2%
[全　店] 売上げ +3.6％

(株)コスモス薬品
[既存店]　売上げ +1.3％
[全　店]　売上げ +9.7％

11月の既存店売上げは、ウエルシアが前年同月比6.6％と大幅なプラス。マツモトキヨシ、ツルハ、コスモス薬品も増加して、減少したのはサンドラックだけ。全店ベースでは主要5社すべて高い伸び率だった。

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