2月ホームセンター統計|インテリア苦戦し販売額2175億円0.6%減
経済産業省発表の「商業動態統計速報」によれば、2月のホームセンター販売額は2175億円で、前年同月比0.6%の減少だった。店舗数は0.8%増加し、4296店舗となった。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より)
2月は7項目がマイナス。インテリア▲5.9%、オフィス・カルチャー▲3.1%、家庭用品・日用品▲2.9%、園芸・エクステリア▲2.6%、カー用品・アウトドア▲2.4%、DIY用具・素材1.1%、ペット・ペット用品▲0.4%。
前年比プラスは電気0.6%と「その他」9.1%。その他は、衣料品、食品、飲料、酒類、薬品、灯油、タバコなどが含まれるが二桁に迫る伸び率だった。
ホームセンター業界の主要4社およびホームファッションのニトリの2月概況を報告する(%は前年同月比)。
(株)ニトリ
[既存店] 売上げ ▲1.6% 客数 +0.1% 客単価 ▲1.6%
[全 店] 売上げ +3.6% 客数 +9.1% 客単価 ▲5.1%
DCMホールディングス(株)
[既存店] 売上げ ▲3.5% 客数 ▲4.8% 客単価 +1.4%
[全 店] 売上げ ▲4.2% 客数 ▲6.5% 客単価 +2.5%
(株)コメリ
[既存店] 売上げ +3.0% 客数 +0.1% 客単価 +2.8%
[全 店] 売上げ +5.9% 客数 +2.1% 客単価 +3.8%
コーナン商事(株)
[既存店] 売上げ +1.2% 客数 +0.4% 客単価 +0.8%
[全 店] 売上げ +4.9% 客数 +3.5% 客単価 +1.4%
(株)ナフコ
[既存店] 売上げ ▲4.6% 客数 ▲5.1% 客単価 +0.6%
[全 店] 売上げ ▲4.3% 客数 ▲5.0% 客単価 +0.7%
主要5社の既存店売上高を見ると、コメリとコーナン商事の2社が前年売上高をクリアした。ニトリ、DCM、ナフコは前年に届かず。客数は、ニトリ、コメリ、コーナン商事がプラスとなり、DCMとナフコは減少した。
ニトリ、DCMホールディングス、コーナン商事の3社は2月が決算だ。3社の既存店の年間売上高は、ニトリが2.9%、コーナン商事0.4%プラスに対し、DCMホールディングスは5.1%減と厳しい1年になった。
コメリとナフコは3月決算だ。2月までの既存店売上高はコメリ1.0%プラス、ナフコ▲2.5%と明暗が分かれている。