2月ドラッグストア統計|販売額4847億円6.4%増/食品11%の二桁伸長
経済産業省発表「商業動態統計速報」の2月のドラッグストア販売額は4847億円で、前年同月を6.4%上回り、引き続き好調だ。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より:以下同じ)
商品別の増減率では、すべてのカテゴリーが前年をクリアし、2017年9月から6カ月連続となった。積極的な出店が続き、店舗数は4.8%増加して1万5122店舗となった。
9カテゴリーの中で伸び率最大は「食品」で、11.3%と二桁増。それに続き「調剤医薬品」8.7%、「ヘルスケア用品・介護・ベビー」7.2%、「ビューティーケア用品」5.5%、「その他」5.2%、「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」4.3%、「健康食品」4.1%、「トイレタリー」2.7%、「OCT医薬品」2.2%。食品売上高1364億円は売上高構成比の28%を占める。
ドラッグストア主要チェーン5社の2月の結果を見てみよう(%は前年同月比)。
(株)ツルハホールディングス
[既存店] 売上げ +2.9% 客数 +0.1% 単価 +2.8%
[全 店] 売上げ +6.7% 客数 +4.6% 単価 +2.0%
ウエルシアホールディングス(株)
[既存店] 売上げ +6.5% 客数 +3.5% 単価 +3.0%
[全 店] 売上げ +13.7% 客数 +11.6% 単価 +2.1%
(株)マツモトキヨシホールディングス
[既存店] 売上げ +2.0%
[F C] 売上げ +5.8%
[全 店] 売上げ +3.6%
(株)サンドラッグ ドラッグストア事業
[既存店] 売上げ ▲2.0%
[全 店] 売上げ +2.1%
(株)コスモス薬品
[既存店] 売上げ +4.1%
[全 店] 売上げ +13.0%
2月の既存店売上げは、1月に続きサンドラッグだけが前年を下回った。ほかの4チェーンは既存店全店ともに前年をクリアし、とくにウエルシアが6.5%と伸び率も高い。ウエルシアは2月が決算だが、既存店売上高は5.6%と好調な1年となった。出店数の多いコスモス薬品は全店売上高の伸長は当然だが、既存店でも4.1%増と好調だ。